人気ブログランキング | 話題のタグを見る

マーケティング注力会社 その① 花王

普通に人が生活する中で、なんとなく覚えてしまう製品というのが出てくると思う。
人の意識の中に共通して、商品の視聴率がいつも高くなっているという、定番商品というのがある。

花王は、その定番力をつけるマーケティングにうまい会社になっていると思う。
マーケティングに力を入れてどのくらいなのか知らないが、どこの店にいっても、
化学系消費財商品の中、抜群に商品の顔が立っていると思う。
いつの間にか、目立っている理由には、いろいろあると思うが、
「コピーの明快さ」に、その理由のひとつがあると思う。

CMのタレントのセリフからそれを見てみることにする。
HPから商品ラインナップを見てみることにする。
その中で、「歯磨き剤」を見てみることにする。
ブランド名は、「クリアクリーン」である。
クリアクリーンのブランドサイトを見てみることにする。

***
①「クリアクリーン」
クリアクリーンをお使いのみなさーん!/つるつる、つるつる、つるつる(登場人物らのセリフ)/つるつるの歯にしましょう!
②「クリアクリーンプラス」
虫歯に気をつけている皆さーん!/歯をつるつつにしまーす/虫歯になりにくくしまーす!
③「クリアクリーンプラスホワイトニング」
歯の黄ばみにはリンゴ酸でした/あれきれいになった?/ほんとに!?
④「クリアクリーンプラス薬用デンタルリンス」
くちゅくちゅっ、くちゅくちゅっ/よーし!
***

①、②は中年女性、③、④は若い女性の年齢層のタレントを起用している。
中年女性は中庸な顔立ち、若い女性は明るい顔立ちの女性(JJモデルと思われる)である。

その映像イメージに呼応して、ナレーションと登場人物らのセリフがかぶさる。
その結果、最後に、人の頭に残るのは、以下になると思われる。

○歯をつるつるにする。
○虫歯になりにくくする。
○歯がきれいになる。
○口がきれいになる。


歯磨き剤として当たり前の効果だが、花王のCMの場合、
耳あたりと目ざわりのよいCMによって、
後々まで、きれいなイメージとして頭に残るのだと思う。
そんな気がする。
by olzon | 2004-12-17 22:55 | - 見
<< 女ふたり、札幌ラーメン屋を営む ラーメン屋と 掃除婦と 水と 生き方 >>